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ダイハツ トールは軽自動車で成功した小型トールワゴンを普通車に持ち込むというコンセプトを持って誕生しました。

トールは見た目軽自動車と大きく変わりませんが、排気量は軽自動車の660ccから1,000ccに増えています。

具体的にはこの排気量の差で何が変わるのでしょうか。

この記事では、トール(ダイハツ) の排気量が軽自動車より340cc増えて何が変わるのかをチェックしておきましょう。

トール(ダイハツ)の動力性能は軽自動車とどう違う



ダイハツ トールのライバルとなる軽トールワゴンといえば、ダイハツ タント、スズキ スペーシア、ホンダ N-BOXあたりでしょう。

それぞれの動力性能を比較した表が下記となります。

車種排気量エンジン形式最高出力最大トルク
トール(NA) 996cc直3 DOHC69ps/6000rpm 9.4kgm/4400rpm
トール(ターボ)996cc直3 DOHCターボ98ps/6000rpm14.3kgm/2400~4000rpm
タント(NA)658cc直3 DOHC52ps/6800rpm6.1kgm/5200rpm
タント(ターボ)658cc直3 DOHCターボ64ps/6400rpm9.4kgm/3200rpm
スペーシア(NA)658cc直3 DOHC52ps/6500rpm6.4kgm/4000rpm
N-BOX(NA)658cc直3 DOHC58ps/7300rpm6.6kgm/4700rpm
N-BOX(ターボ)658cc直3 DOHCターボ64ps/6000rpm10.6kgm/2600rpm


【NAエンジンで比較】

NAエンジンで比較すると最高出力は軽自動車のタントが52ps、N-BOXが58psに対して、トールが69psです。

最高出力に関しては、排気量ほどの差が無いのですが、最大トルクをみると排気量の差が如実に現れています


【ターボエンジンで比較】

ターボエンジンで比較すると最高出力は軽自動車のタントN-BOXが64psに対して、トールが98psです。

ターボエンジンはターボチャージャーにより回転数が上がりることでパワーを発揮します。


要するに軽自動車はエンジンの回転数で最高出力を稼いでいることがわかります。


N-BOXの最高出力なんかは58psも出ていますが、この出力を得る回転数は7300rpmとおよそ常用回転域とはかけ離れた高回転域での話なのです。

軽トールワゴンは常用域でのパワーが不足しがちなのでターボモデルをラインナップに加える場合が多いのですが、これでトールのNAと同等の動力性能を示しているのです。

また、トールの場合1000ccターボがラインナップされていますが、ここまでくると動力性能の面では、軽自動車がどう頑張っても追いつきません。



トール(ダイハツ)のドライブフィールは軽自動車とどう違う



ダイハツ トール重量は1トンを超えますから、普通車の常識では決して良好なドライブフィールとはいえません。

少人数で普通に乗るぶんにはさしてストレスを感じませんが、大人数で乗ったり、坂道、高速道路のランプなど動力性能が必要なシチュエーションになると、さすがにパワー不足を感じてしまいます。

しかし、軽トールワゴンはもっと無理をしています。

トールより100キロ程度しか軽くない車体をかなり動力性能で劣るエンジンで駆動するわけですから、エンジンの非力さをほぼ常時感じることになります。


トール(ダイハツ)の燃費は軽自動車とどう違う



軽自動車のメリットは維持費が安いことです。

税金もそうですが、普通車に比べて燃費が良いのも大きなポイントです。

特に年間の走行距離が多い場合には、燃費の良さは維持費に大きく影響していきます。

冒頭でもお伝えした、車の燃費を一覧にしたものが下記となります。

車種燃費
トール(NA)24.6km/l
トール(ターボ)21.8km/l
トール(NA・4WD)22.0km/l
タント(NA)28.0km/l
タント(ターボ)26.0km/l
タント(NA・4WD)25.8km/l
タント(ターボ・4WD)24.6km/l
スペーシア(NA)32.0km/l
スペーシア(NA・4WD)29.0km/l
N-BOX(NA)25.6km/l
N-BOX(ターボ)23.8km/l
N-BOX(NA ・4WD)23.6km/l
N-BOX(ターボ・4WD)21.4km/l


一覧表をご覧頂くとわかりまうが、軽トールワゴンで特に動力性能が良好なN-BOXの燃費などは、軽自動車ではあるもののトールと大きく変わりません。

また、大事なのはカタログ燃費より実燃費なのですが、軽トールワゴンの場合、非力なためどうしても高回転域を使って走る場合が多く、普通車に比べてカタログ燃費から実燃費への落ち込みが大きいと言われています。



トール(ダイハツ)の税金は軽自動車とどう違う



ダイハツ トールと軽自動車の排気量の差は340ccですが、税金は大きく変わってきます。

トールと経トールワゴンの自動車税と重量税を比較した表が下記です。

車種自動車税重量税
トール29,500円13,200円
軽トールワゴン10,800円3,300円


自動車税はトールが29,500円なのに対し、軽トールワゴンは10,800円、1年あたりの重量税がトールの場合13,200円なのに対し、軽トールワゴンは3,300円です。

これは大きな違いと言えるでしょう。


トール(ダイハツ)の大きさ(外観、室内)は軽自動車とどう違う



ここでは、トールと軽自動車の外観(全長、全幅、全高)と室内(室内長、室内幅、室内高)を比較指定見ます。


【外観の大きさで比較】

全長 全幅 全高
トール 3700~3725mm 1670mm 1355mm
タント 3395mm 1475mm 1755~1775mm
スペーシア 3395mm 1475mm 1785mm
N-BOX 3395mm 1475mm 1790mm


外観の大きさについては、軽自動車には制限があるため、タント、スペーシア、N-BOXともほぼ制限枠いっぱいの大きさとなっていますのでほぼ同じです。

トールと軽自動車では、全長で約300mm、全幅で約200mm、トールが大きくなっています。

では、この外観の大きさが室内の広さに与える影響をみてみましょう。

【室内の広さで比較】

室内長 室内幅 室内高
トール 2180mm 1480mm 1355mm
タント 2060~2180mm 1350mm 1370mm
スペーシア 2155mm 1345mm 1410mm
N-BOX 2180mm 1350mm 1400mm


外観の大きさに対して室内の広さに与える影響ですが、室内長についてはトールを軽自動車はほぼ同じ大きさなのに対して、室内幅に関してはトールと軽自動車の差が約130mmほどあります。

軽自動車枠を外れたトールは排気量340cc大きくなったことで車体の大きさと室内幅が大きくなったことになりますが、中でも大きなのはなんと言っても室内幅が約130mm大きくなったことでしょう。


まとめ



ダイハツ トールの排気量は1000ccと小さいのですが、やはり軽自動車の排気量660ccとの差である340cc大きく、動力性能、ドライブフィール等の余裕は大きいようです。

動力性能に余裕があるので設計上の自由度も高いため、安全性の面でも差がある可能性があります。

ただ、車体サイズが大きくなったわりには室内長への影響が少ないのは驚きでしたが、室内幅については約130mm広くなったことで、室内でのゆとりにはつながっているようです。

価格は大きく違わないので、迷っているならトールを選択したほうがいいかもしれませんね。




もしトールの購入をお考えであれば、下記にも目を通してみて下さい。

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トールを最安購入するたった2つの秘策


ダイハツトールは現在CMがたくさん流れていますね。

トールはトヨタのタンク・ルーミーや、
スバルのジャスティにもOEMで供給されており、
一部のデザイン以外はほとんど同じです。

トールのカテゴリーはスズキソリオの独壇場だった
カテゴリーであるため、ライバルはいなかったのですが、
トヨタからタンクとルーミーが発売されたことで、
一気に人気カテゴリーになりました。

もともと軽自動車に近いカテゴリーということもあり、
値引きの方は正直厳しいですね。

値引き相場は10万円から12万円程度となっています。

でも諦める必要はありません。

もっと、安く購入する方法はあります。

たとえ人気車やモデルチェンジ直後の車でもです。
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