ダイハツ トールのカタログ燃費といえばJC08モード燃費です。

いわゆるカタログ燃費で、実際に日常運転する時の実燃費とは違います。

また、実燃費とこのカタログ燃費との間にかなりの乖離があるというのは常識ですよね。

ここでは、そんなダイハツトール の実燃費はカタログ燃費とどの位差があるのかをチェックしておきましょう。

カタログ燃費の変遷



カタログ燃費ですが、今と昔ではカタログ燃費の定義が異なっています。

なんと、昔は60km定地走行というおよそ現実にはありえない方法で記載していました。

「60km定地走行」という、現実のドライビング環境と乖離した環境で測定しても実燃費との差は開くばかりです。

このような背景があり、やはり実際の走行パターンに近い10モードが採用されるようになりました。

さらにその後、より実情に近い測定方法ということで、「10・15モード」、「JC08モード」と測定方法が変遷してきました。

JO08モードでは、それまでのエンジンが暖まった状況からではなく冷えた状況からのスタートさせるなど、より実際の運転シーンに近い測定方法となり、従来の基準より10%程度カタログ燃費が悪化すると言われています。

なぜJC08モード燃費でも実燃費との乖離があるのか



より実際の運転シーンに近い測定方法になったJC08モードでも実燃費とはかなりの乖離があると言われています。

それでもJC08燃費に対する実燃費は70~75%程度で、場合によってはもっと悪い場合もあるようです。

なぜ、そんな乖離が発生するかというと、カタログ燃費はJC08モードの条件の中で最適化されたチューニングをした車で、最高の技術で運転したものだからです。

だから、JC08モードの条件より悪い場合や乱暴な運転をすればたちまち実燃費は悪くなります。

また、最近の車の膨大な電装品も燃費の悪化に拍車を一つの要因です。

ダイハツ トールのカタログ燃費と実燃費の差は?



ダイハツ トールのカタログ燃費と実燃費の差を考えるときに、結構重要なことは、車重に対しアンダーパワーな車はカタログ燃費と実燃費の乖離が激しいという事実です。

軽トールワゴンなどはこの条件に当てはまるので、実燃費は思いのほか悪いのです。

ダイハツ トールの「理論燃費=カタログ燃費」はノンターボ車で24.6km/l、ターボ車で21.8km/l、ノンターボ車の4WDで22.0km/lです。

これに対して、
  • 実燃費はノンターボ車で17km/l
  • ターボ車で15~16km/l
  • ノンターボ車(4WD)で15km/l

程度といわれています。

だから、およそカタログ燃費の70%程度、ターボの落ち込みが少ない気もしますから、やはりパワー不足が災いしているのでしょう。

特にノンターボ車の場合は状況次第では10キロ台前半にまで落ち込む場合もあるようです。

ダイハツ トールのカタログ燃費と実燃費の乖離を解消するには



ダイハツトールのカタログ燃費と実燃費の乖離を解消するには、まず高速道路でむやみに高速走行しないことです。

トールは動力性能が不足気味なので高速走行時はどうしてもアクセルを踏んでしまいますので、激しくガソリンを消費してしまうのです。

また、これは意外かもしれませんが、あまりにもゆっくり加速をしないことも重要です。

理由は、どのような加速をしてもガソリンは消費します。

だから、ある程度一気に加速して定速走行に移行するほうが結果として燃費はいいのです。

そして、減速時はできるだけ早くエンジンブレーキに移行することも重要です。

理由は、ある程度の回転数が確保された状態でアクセルを離すと、自動的に燃料カットが効いてくるからです。

そして、最もガソリンを消費する停止時からの発進と坂道を避けることは重要です。

これだけで、乖離は相当縮まるはずです。


ダイハツ トールのトランスミッションはCVTを採用しています。

CVTというのはカタログ燃費はいいのですが、どんなに頑張ってもカタログ燃費を実現できないシステムでもあります(MTやATなら努力次第でカタログ燃費を実現できなくもない)。

ただ、カタログ燃費との乖離をある程度埋めることは可能ですので、燃費計(これが最大の省エネグッズという意見もあるほどです)をオンにして、頑張ってみましょう。



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ダイハツトールは現在CMがたくさん流れていますね。

トールはトヨタのタンク・ルーミーや、
スバルのジャスティにもOEMで供給されており、
一部のデザイン以外はほとんど同じです。

トールのカテゴリーはスズキソリオの独壇場だった
カテゴリーであるため、ライバルはいなかったのですが、
トヨタからタンクとルーミーが発売されたことで、
一気に人気カテゴリーになりました。

もともと軽自動車に近いカテゴリーということもあり、
値引きの方は正直厳しいですね。

値引き相場は10万円から12万円程度となっています。

でも諦める必要はありません。

もっと、安く購入する方法はあります。

たとえ人気車やモデルチェンジ直後の車でもです。
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